ニューヨークの高級バッグブランド「ナンシー・ゴンザレス(NANCY GONZALEZ)」のサンチャゴ・ゴンザレス社長が来日した。「もう何度目の来日か数えきれない」というほど、日本市場を重要視している。「ナンシ—・ゴンザレス」は、コロンビア生まれのナンシ—・ゴンザレスがスタート。1998年、いきなりニューヨークの名門バーグドルフ・グッドマンで8点販売されたのがデビューだ。彼女の故郷であるコロンビア・カリに自社工場を構え、職人のハンドクラフトによるクロコダイルを使用した多彩なカラーリングが特徴。150ものデザイン、200色以上を揃える。今、販売網は、ニ—マンマーカス、ハロッズなど有名店をはじめ、世界の400店舗以上に拡大、ソウル2店舗と香港のIFCモールにプティックがある。バーグドルフ・グッドマンでの販売は、デビュー以来すっと続いている。この国際的なビジネス拡大に尽力しているのが、ナンシーの子息であるサンチャゴ社長だ。本社があるニューヨークとパリを拠点に世界を飛び回る。
「最高の素材を使用した高い品質、革新的なデザイン、鮮やかな色近いは、彼女しかできない。この商品を作るために、どれくらいの時間がかかるのかとよく質問されるほどユニークで技巧的なバッグだ。その際、私はまずそのバッグを作る職人の育成に時間がかかると答えている」。今、日本はウールン商会がディストリビューションを手掛け、伊勢丹新宿店で販売されている。「ブランドの性格上、多店舗化は考えていないが、日本の消費者にもっと広く紹介していきたい。まず百貨店に1〜2店舗増やしたい」と話した。