三井不動産は4月10日、埼玉県富士見市に郊外型ショッピングセンター（ＳＣ）「ららぽーと富士見」オープンする。鉄骨4階建て（店舗部分は3階建て）、店舗面積は約8万平方メートルで、293店舗が出店する。売上高は初年度で450?500億円を計画する。
同SCは、都心からだと電車とバスを乗り継いで1時間ほどの距離にあるリージョナルSC。商圏と定める10キロメートル圏内には、埼玉県の富士見市やふじみ野市、志木市、三芳町、川越市、さいたま市西区、所沢市、朝霞市などが含まれ、圏内人口は160万人に達する。石神裕之・三井不動産商業施設本部リージョナル事業部長は、「商圏人口は20?40代が40％以上を占め、ファミリー層が増加している。コミュニティや体験といたキーワードで、人・モノ・文化が交差する拠点を目指す」と語った。「ららぽーと」では最大になる緑化面積4万2000平方メートルになる屋外空間を生かし、地元のJAいるま野と連携した産直イベントなども実施する。
1階にスーパーやフードコート、「無印良品」「アーバンリサーチ ドアーズ」「アクタス」「リブロ」などの食品や飲食、ライフスタイル系のセレクトショップや専門店、2階に「ユニクロ」「ザラ」「ホリスター」「ユナイテッドアローズ グリーンレーベルリラクシング」「コエ」などのファッション、3階に「ギャップ」「ザラホーム」「フランフラン」などのファミリー向けのテナントを導入している。
