三井不動産が4月10日にオープンする「ららぽーと富士見」で特に注目したいのが、大手アパレルブランドの新業態だ。オンワード樫山からは「J.プレス ヨーク ストリート(J.PRESS YORK STREET)」、ゴールドウインからは「アスレチック デプト(ATHLETIC DEPT)」が出店する。
「J.プレス ヨーク ストリート」は、「J.プレス(J.PRESS)」のSC向け新ライン。30代のニューファミリー層に、「J.プレス」のトラッド感とカジュアルをミックスしたスタイルを打ち出す。アイテムは、メンズが背面にジャージー素材を組み合わせたボタンダウンシャツや、ドローストリング付きのスラックスなどで、ウィメンズはシャツワンピースやロゴプリントのカットソーなど。価格は百貨店向けの「J.プレス」の7割程度だ。マザーズバッグとしても使えるキャンバストートなどの小物も取り扱うほか、「G.H.バス(G.H.BASS)」のコインローファーや、アウトドアブランド「ウィルダネス エクスペリエンス(WILDERNESS EXPERIENCE)」のバックパック、ランニングシューズブランドの「ブルックス ヘリテージ(BROOKS HERITAGE)」のスニーカーなどのセレクト商品もそろえる。
「アスレチック デプト」は、「チャンピオン(CHAMPION)」「カンタベリーオブニュージーランド(CANTERBURY OF NEW ZEALAND)」に特化した店舗。ラグビーとバスケットボールのゲームウエアや練習着を販売するほか、スウエットを中心としたスポーツミックススタイルを提案する。スポーツに関する写真集などの書籍や小物もラインアップする。また同社の「ザ・ノース・フェイス プラス」では、カジュアルウエアの他にランニングウエアやキャンプ用品まで幅広く取り扱う。
また、クロスカンパニーが昨年秋にスタートした「コエ(KOE)」の関東旗艦店もオープン。売り場面積1056平方メートルの大型店で、雑誌「ギンザ(GINZA)」「ヴェリィ(VERY)」などとコラボしたアイテムもそろう。子どもが遊ぶことができるスペースを用意したほか、定期的にワークショップも開催する。パルが手掛けるライフスタイルブランド「コロニー 2139(COLONY 2139)」では、カットソーやシャツ、スエットなど一年を通して着ることができるウエアや、タオルやソープ、ファブリックスプレーなどのライフスタイルグッズを用意する。
ほかにもユナイテッドアローズは「ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ(BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS)」「グリーンレーベルリラクシング(GREEN LABEL RELAXING)」「コーエン(COEN)」の3業態、アーバンリサーチは「アーバンリサーチ ドアーズ(URBAN RESEARCH DOORS)」「サニーレーベル(SONNY LABEL)」「センス オブ プレイス(SENSE OF PLACE)」の3業態など、大手セレクトショップのSC業態が出店した。ファストファッションでは「ユニクロ(UNIQLO)」「オールドネイビー(OLD NAVY)」「アメリカンイーグル アウトフィッターズ(AMERICAN EAGLE OUTFITTERS)」「ザラ(ZARA)」「ベルシュカ(BERSHKA)」「ホリスター(HOLLISTER)」などがオープンする。
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