ヴァレンティノは2日、ローマのスペイン広場近くのパラッツォ・ミニャネッリに旗艦店をオープンした。7月9日にローマでクチュール・コレクションを発表する際に約700人のゲストを招き、本オープンする。地上3層構成で、総面積は1474平方メートル。ウィメンズ、メンズ、アクセサリーをラインアップし、イタリアの店舗では初となるメンズデニムのメード・トゥ・メジャーサービスを提供する。
建物は「新旧の融合」をテーマに、キウリとピエールパオロ・ピッチョーリ同クリエイティブ・ディレクター建築家のデイヴィッド・チッパーフィールドが監修。売り上げ目標は明らかにしていないが、昨年ヨーロッパでの消費が増加したことからも好調を見込む。同社は昨年度、前年比136%の売上高を記録。特にアクセサリーが好調で、売上高の約50%を占める。今年の出店計画としては、1月のマイアミ店を皮切りに、ロンドンやワイキキ、ラスベガスなど、20〜30店舗を出店予定だ。