ジュンが運営し、梨花がディレクションする代官山のセレクトショップ、メゾン ド リーファーは4月18日のオープンに先駆けて、レセプションを行った。
2012年にオープンし毎年リニューアルしている同店だが、今回はコンセプトに「大人を楽しむ」を掲げ、内装もロゴも刷新する。1階がセレクトショップ、2階がカフェの2層構造は変わらない。1階はエントランスから、店舗の奥までが吹き抜けになっており、広々と抜け感のある印象。従来の小部屋が連なったデコラティブなコーナー構成とは異なり、コンクリートを基調にしたすっきりとクールなイメージに変わっている。
リニューアルに伴い、オリジナルラインも変わる。例えば、ダメージ加工のデニムパンツ(2万8000円)、デニムジャケット(2万8000円)、レザーのノースリーブライダースジャケット(7万円)などメンズライクでシャープな印象のウエアが並ぶ。価格は従来よりも2割程度上がる。買い付けアイテムは「ステラ マッカートニー」「アレキサンダー ワン」「サンローラン」「クロエ」「シャーロット オリンピア」など。
さらに2階のカフェ「グルグル リーファー」は、産地直送の新鮮な食材を使い、シンプルに調理した料理を提供。オリジナルブレンドのコーヒーや代官山のベーカリー「空と麦と」から仕入れた無農薬小麦のパンなどもそろえる。「子ども連れでも気軽に安心して来られるように」と、キッズチェアやお子様ランチを用意するなど、母親ならではの発想から生まれたサービスも。オリジナルスムージーやデリのテイクアウトも行う。
梨花は「元々は、大人カワイイの象徴として取り上げられていた私自身が、お客さまが持つイメージに応えるための店だった。それが、子どもが生まれ40歳を過ぎ、自分のライフスタイルから生まれる"リアルなワードローブ"、今私が本当に着たいと思うクローゼットを表現したいと思った。服そのものではなく、着る人のパーソナリティー、風味が感じられるものを今まで以上に素材や縫製、シルエットにこだわって提案する」という。
さらに佐々木進ジュン社長は「イメージを一新して、さらに良くなったが、オープンから3年でこんなに根強いファンがいる店は珍しい。将来的には店舗を増やしていきたいが、まずは代官山店の反応を見ていきたい」と展開を語った。