クロスカンパニー傘下の「トム ブラウン ニューヨーク」は21日、ジョイス・グループと提携して香港に旗艦店をオープンした。中国初出店となる同店舗はニューヨークの1号店を彷彿とさせる。
3層157平方メートルの店舗はテラゾ床や大理石の壁、シンプルな照明で装飾されており、50年代後半から60年代前半のオフィスをイメージしたつくりになっている。店内にはガラス壁で囲まれた階段があり、ミッドセンチュリー調の家具が置かれている。ロビーのような1階には商品をほどんど置かず、ラウンジスペースとバーを併設。シューズやアクセサリーを含む「トム ブラウン ニューヨーク」のメンズコレクションは上層階で販売する。
アンドリュー・キース=ジョイス・グループ社長は「これまで『ジョイス』で扱ってきた中で、ブランドの成長と顧客数の増加を見てきた。アジア圏におけるさらなる成長が期待できる」と語る。同社スポークスマンによると、今後の中国の出店はブランドと協議中で未定だという。
「トム ブラウン ニューヨーク」はニューヨークのトライベッカと東京にも旗艦店を出店している。