「ロンシャン」は22日、2015-16年秋冬コレクション発表会を東京・表参道のプレスルームで開いた。ニコラ・シトボン=ロンシャン・ジャパン社長に加え、来日したドゥラフォンテーヌ=アーティスティック・ディレクターと14年春夏から広告キャンペーンのモデルを務めるアレクサ・チャンが登場。新作や最新の広告キャンペーンについて語った。
15-16年秋冬コレクションのインスピレーション源となったのは、1980年代にイタリアを中心に活躍したデザイン集団の「メンフィス」。鮮やかなカラーブロッキングやグラフィカルなプリントが映えるバッグをはじめ、ウエアやシューズがそろう。また、14-15年秋冬にデビューしたハイエンドレザーバッグ"ル・プリアージュ・エリタージュ"のミニサイズやフラップ付きのボックスショルダーなどがラインアップに加わる。同コレクションのスタジアムジャンパーを身につけて登場したアレクサは、お気に入りのアイテムについて、「1つだけ挙げるとすれば、新作のボックスショルダー。中でも、赤×青×黒のものがお気に入り。なぜか分からないけど、とてもフランスらしく、日本っぽくもあると感じる。そして、色彩の捻りが効いていて、自分のスタイルに合わせやすいと思う。普段はシンプルで一見つまらない服を選ぶことが多いから、バッグやシューズで遊ぶようにしているの」と話す。
また、アレクサを起用した広告キャンペーンについて、ドゥラフォンテーヌ=アーティスティック・ディレクターは、「アレクサは、国際的でアクティブ、そして、エレガントで楽観的で、『ロンシャン』の精神を表現するにふさわしい女性。今季はマイアミのデザインアート地区で撮影した。立ち並ぶカラフルなグラフィティが描かれた建物は、『メンフィス』に通じる部分がある。今回のコレクションにピッタリのロケーションで、人生を楽しむ都会的な女性を表現した」とコメント。アレクサも「これまで同じチームでマルセイユやサントロペなどのいろんな都市に行き広告キャンペーンを撮影してきた。何シーズンも一緒に仕事するうちにお互いの美意識や価値観を理解することができて、今では家族のような存在。そして、『ロンシャン』と私は気の合う夫婦みたいね。絶対に離婚したくないわ!」とユーモアを交えて答えた。同キャンペーンは8月に世界でローンチされる予定だ。