クリス・ヴァン・アッシュは、10年続いた自身のブランド「クリスヴァンアッシュ」を終了させ、「ディオール オム」のアーティスティック・ディレクターに専念することを明かした。
同氏は秋冬コレクションを生産せず、6月24〜28日に開催するパリ・メンズ・ファッション・ウイークにも参加しない。また、2013年にパリのサン・ロック通りにオープンした唯一の独立店舗も閉める。
「クリスヴァンアッシュ」は世界32カ国、130店で販売。中でも日本と香港のマーケットが強かった。若さあふれるテーラリングとアスレチックウエアやワークウエアからの影響が多く見られる同ブランドは、スニーカーやリュックが多大な人気を集め、「イーストパック」とのコラボも話題になった。
クリスは「ブランドの今後を考えるために、一区切りつける時が来た。独立したブランドにとっては厳しい時代だ。今後はメンズのアーティスティック・ディレクターとして力を注いできた8年間をさらに磨き上げるべく、『ディオール オム』に集中する」とコメント。