伊勢丹新宿店メンズ館8階のセレクトショップ、チャーリー・ヴァイス(CHARLIE VICE)で、5月30、31日の2日間、メンズの新ブランド「スレッド(TH_READ)」がスペシャル・オーダー会を行った。「スレッド」は、「世界最高級のジャパンテキスタイルを使用したハイエンドブランドを世界に発信する」をコンセプトに、今年4月、計良(けら)陽介が立ち上げた。計良は、1981年7月、新潟県生まれ。エスモード・パリ校を卒業後、「ニコラ アンドレア タラリス」で約1年半、経験を積んだ。「パリで約4年間学んだテーラードが私の強み」と、同オーダー会のために、山形県米沢市で100年以上の歴史を持つ鈴吉織物との共同開発による米沢織のシルクを採用したシアサッカージャケットを制作。これが、同ブランドのデビュー作だ。ブランド名T(TEXTILE)H(HISTORY)_READ(生地が生まれる一本の糸)が意味する通り、テキスタイル開発を軸にしたモノ作りのこだわりが特徴だ。計良は、「『スレッド』のプロダクトを通して、日本が誇るテキスタイル技術と歴史を世界に発信していきたい」と話した。今秋、展示会を予定している。