ワールドの「アンタイトル(UNTITLED)」が、2010年春から提供を続けるサッカー日本女子代表 なでしこジャパンの公式スーツを一新した。公式セレモニーや移動時などで着用するオフィシャルスーツを提供してきた「アンタイトル(UNTITLED)」。今シーズンリニューアルしたオフィシャルスーツのコンセプトは"スタンダード・ウィズ・スポーツミックス"。カラーをこれまでのグレーからネイビーに変更。なでしこをモチーフにしたタイとピンバッジで華やかさを演出する。移動時の着用もスムーズなストレッチ素材を使用することで機能性も充実させた。ジャケットの肩幅を従来のモデルよりも大きくしながらも、やさしく見えるよう女性らしいやや丸めにナチュラルに工夫。パンツはスーツ素材ながらも、ウエスト部分をゴム入りのドローストリング使いでリラックスな作りに。同色のグログランリボンの側章を入れてタキシード風に仕上げ権威ある雰囲気を醸し出す。長袖シャツはノータイでも上品なカジュアルに仕上げるホリゾンタルカラーで前立てと袖カフスに配したグログランテープとピンタックのデザインが効いている。半袖シャツはシルケットカノコのジャージー使いでストレスを感じさせない着心地を意識した。
また、オフィシャルスーツの企画生産を手掛けたのは「アンタイトル(UNTITLED)」を擁するワールドのモノづくりチーム。国内グループの工場スタッフが出来上がりイメージを共有し、一人一人の選手とその着用シーンを想定して制作に臨む。原料から縫製まで全ての工程を国内工場で制作。メード・イン・ジャパン製品でなでしこジャパンを応援する。ワールドは中国やASEANなどアパレルの海外生産比率が高まる中で日本のモノ作りを信じ、国内生産体制を拡充。多数の国内自社工場を有する。中でも、布帛製品を中心に手掛けるワールドインダストリーファブリックは岡山、淡路、宮崎に技術研究所を設け、縫製ラインの品質向上や生産性の向上に取り組んでいる。約100人のスタッフのうち半数以上が国家資格「技能士」で、2013年に技能検定関係優良事業所として職業能力開発関係厚生労働大臣表彰を受賞。難易度の高い生産に対応している。
なお、公式スーツを着用したなでしこジャパンのオフィシャル写真を撮影したのは、ニューヨークと東京を拠点に活躍するフォトグラファーのキクマヤスナリ。日本時間の6月7日に開幕するFIFA女子ワールドカップカナダ大会の初戦は9日スイスと対戦する。