イッセイ ミヤケは6月12〜21日まで特別企画展「PRISM」をダイカンヤマティーサイトガーデンギャラリー(東京都渋谷区猿楽町16-15)で開催する。これは写真家のフランシス・ジャコベッティが捉えた「プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ」の作品を展示するもの。ジャコベッティは1999年から2001年、2012年から最新シーズンまで、「プリーツ プリーズ」の写真を撮影。ダンサーをモデルに起用し、躍動する身体とその動きにそって変化する「プリーツ プリーズ」の表情を切り取っている。この企画展は、これらの写真の細部にまで宿る魅力とパワーをまるでプリズムの中にいるように映像と音で体感するライブ空間を提供する。映像は中村勇吾が担当。衣服から生み出される自在なフォーム、豊かな素材と色彩の表現、そして身体のすみずみまで息づくダンサーの生命力溢れる瞬間を3次元空間で表現する。
フランシス・ジャコベッティ1939年7月1日生まれ。国際的に認められた最も偉大な現代写真家のひとりで、彼の作品は世界屈指の美術館に収蔵されている。パリのルーブル美術館に24点、ロンドンのテートギャラリーには英国人の画家、フランシス・ベーコンを捉えた写真50点など。