京都のきもの職人がつくるNPO「きものアルチザン京都」と、きものスタイリストのヒロミ・アサイは、職人の技を次世代に繋ぐことを目的に、2016年2月のニューヨーク・ファッション・ウイークに正式参加し、本物のきものを出展しファッションショーを開催する予定だ。
その資金調達にはクラウドファンディングを利用し、7月31日まで世界最大のクラウドファンディング、キックスターターで資金を募っている。7月8日現在、目標の35%の資金を確保し、日本だけでなく世界中から資金が集まっているという。本物のきものを正式出展するのは、史上初となる試みとなる。
「きものアルチザン京都」は京友禅、京鹿の子絞り、京繍、西陣織、さらに裏地、仕立て、和装小物等のきものに関わる様々な職人で結成された、「きものを未来へ」をモットーに国内外で活動している非営利法人。一方、ヒロミ・アサイは、ニューヨークとマイアミを拠点に国際的に活動しているきものスタイリストで、海外でのきものの普及を目指し非営利法人 Kimono Hiro Inc. を立ち上げている。このプロジェクトは一社、一団体、一個人のプロモーションではなく、日本のきもの職人を次世代へとつなげていくための大きな挑戦だという。