バッグメーカーのクイーポは、「ラコステ」のメンズとウィメンズのバッグとスモールグッズの日本における輸入販売契約を、同ブランドの生産・販売権を持つ仏セマラックと結んだ。2015-16年秋冬から販売を開始する。8月下旬から順次百貨店を中心にポップアップショップを出店する他、サックスバーやマルイなどでの販売もスタート。16年春夏以降は、百貨店、専門店、eコマースを主軸に販路拡大を目指す。22日夜には、東京・市ヶ谷のクイーポ本社で記者発表会とローンチパーティーを開催し、15?16年秋冬と16年春夏コレクションを披露。「ラコステ」を象徴する"テニス"と"ゴルフ"をイメージしたセットでフロアショーを行い、ブランドの世界観を表現した。
アイテムのラインアップは、ナイロンやPVCを用いたカジュアルなバッックパックやボストンをはじめ、レザーのトートやブリーフケース、ハンドバッグ、財布など。アイコニックなポロシャツのピケ(鹿の子)風の型押しを施したレザーが目を引く。価格帯は、バッグ7800?4万3000円、スモールグッズ6800?2万1000円。16年春夏からは商品開発においても、日本市場のニーズをくんだ企画提案を行う。「日本発信の企画についてまず日本で販売し、ゆくゆくは世界的に販売したい」と岡田敏・社長は意気込む。
一方、エリック・デレイ仏セマラック社長兼最高経営責任者(CEO)は「日本でのバッグとスモールグッズの成長を見据えて、(日本における『ラコステ』の販売権を持つ)ファブリカとともにパートナーを探し、クイーポを選んだ。クイーポはレザーグッズの扱いに長けており、日本のバッグ市場も熟知している。そのノウハウを生かし、『ラコステ』をリーディングブランドにしてくれると期待している」と話す。