跡見学園女子大学は、7月26日、環境や社会と共生するビジネスを学ぶ生活環境マネジメント学科の学生によるファッションショー「アトミ ガールズ コレクション」を埼玉県の新座キャンパスで開催した。同ショーは、2011年の東日本大震災発生を機に企画され、今回が5回目。衣服の大量生産、大量消費によるゴミが問題となる中、環境問題やサスティナブルの認知を広げることを目的として、リユース(再使用)をテーマに掲げた。学生たちがショ—に着用して登場したのは、祖母、母親などが昔着ていた服を集めたもので、「1960年代のポップ・エレガント」や「70年代のヒッピースタイル」などにスタイリングした。「母親世代の服でも工夫次第でかわいく着用できることをアピールしたかった」と学生たち。リーダーを務めた戸松沙紀2年は、「私は、もともと古着が好きで、ファッションの可能性をさらに実感できた」。また、ファッションジャーナリストで、今期から同学科に着任し、ファッションショーを指導した横井由利・准教授は、「ファッション業界も、CSR(企業の社会的責任)が重要になっている。楽しさだけでなく、企業が社会に与える影響、ファッションが社会に対して何ができるのかを学生たちに学んでほしい」と話した。