西武渋谷店は8月21日〜9月6日まで、企画展「イリス・ヴァン・ヘルペン展」を開催する。これは、初日の8月21日にリニューアルする同館のエントランスとファッションゾーンの改装を記念したもので、近未来的なデザインで知られる、オランダ出身のファッションデザイナー、イリス・ヴァン・ヘルペンのアーカイブ作品を展示する。ヘルペンの作品は、3Dプリンターなどの先端技術を使用したアイテムやユニークな素材を取り入れたアートピースのようなウエアが特徴的で、ビヨークやレディー・ガガらアーティストがステージ衣装として着用している。昨年1月には、フランス国立モード芸術開発協会主催の2014年度ANDAMファッション・アワードを受賞し、注目を集めている若手デザイナーの一人だ。会場のデザインは、ロボットデザイナーの松井龍哉が担当。異次元空間のような内装を手がけ、ヘルペンの作品の世界観を表現する。
なお、ヘルペンは1984年、オランダ・ワメール生まれ。ロンドンで「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」でキャリアを積んだのち、2007年に自身の名を冠したブランドを立ち上げ、アムステルダム・ファッション・ウイークでデビュー。11年1月からはパリのオートクチュール・コレクション期間中にファッションショーを披露し、13年春夏シーズンに、パリ・ファッション・ウィークのゲストメンバーとして参加。公式スケジュールで発表。同年1月にフランス国立モード芸術開発協会主催の2014年度ANDAMファッション・アワードを受賞。
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