メンズビギは、ハイグレードの新ライン「メンズビギ ザ クラス(MEN'S BIGI THE CLASS)」を9月下旬から販売する。同ラインは、「メンズビギ」の既存3レーベルの上を行くプレミアムなライン。既存のショップの約10店舗で取り扱う。コンサバティブになり過ぎず、トレンド感や遊び心、モダニティーを意識した同ラインは、40〜50歳代の、かつて「メンズビギ」を着ていた大人たちに向けて放った新プロジェクトだ。価格も既存の「メンズビギ」の倍近い設定になっている。
英国を基調とするブランド「メンズビギ」は、メーンラインの他にカジュアルラインの「エッセンシャルガーメント メンズビギ」とヨーロピアンスタイルを提案する「ディスティンクション メンズビギ」の3ラインで構成している。今回、新たにスタートする「メンズビギ ザ クラス」は、メード・イン・ジャパンの素材と縫製にこだわった。リバーシブルレザーブルゾンは、表面にラムレザーを使用し、ウエットブルーという原皮をドラム染色した。作業工程に約1カ月をかけている。裏面のポリエステル素材には、上質なファブリックを生産する伊・リモンタ社の生地を用いた。価格は18万9000円。カモフラージュジャケットは、表地に伊・キャノニコ社のスーパー120s原料を使用したウールサキソニーに、同企画のためにデザインしたオリジナルの迷彩柄を京都の歴史ある染め工場でプリント。裏地にはすべりと肌触りの良さが特徴のキュプラ素材を使用した。前身頃にダーツの入らないアメリカンタイプのジャケットに仕上がっている。価格は7万9000円。その他にも、最高級の双糸使いで有名な生地メーカー、トーマス・メイソンの生地を使用したパッチワークシャツや、英国の老舗メーカー、ブリティッシュ・ミラーレイン社のオイルドクロスを用いたM65型ブルゾンなどをラインアップする予定だ。
価格は、コート9万5000円〜、ジャケット7万2000円、パンツ2万9000円〜、ブルゾン7万5000円〜、レザーアウター18万9000円〜、ジレ6万9000円〜、シャツ2万4000円〜、ニット4万9000円〜。