イタリア・ミラノで行われる欧州最大級のバッグとレザーグッズの国際見本市ミペルが今秋、リニューアルする。第108回を迎える今回の開催期間は9月1〜4日。世界から集まった200以上のブランドが2016年春夏コレクションを発表する。
リニューアルの狙いは、同見本市の国際的な発信力を高めるとともに、メード・イン・イタリーの魅力に改めてフォーカスすること。新たな取り組みの目玉として、ジャンカルロ・ペトリリアやアズーラ・グロンキー、バーバラ・ボナーなどイタリアのデザイナー10人を起用したプロジェクトを始動する。参加デザイナーは、専用エリア「ザ・グラマラス」で最新アイテムを披露する他、ショッピングバッグをそれぞれの解釈でデザイン。デジタルデバイスを活用したインタラクティブな展示を行う。また、今回から会場をフィエラ・ミラノの2階から1階のホールに移し、参加ブランドが今季のアイコニックなアイテムを展示するトレンドエリアや同時開催している靴の国際見本市ミカムとの回遊性を高める。
なお、今回も日本皮革産業連合会がジャパンブースを出展。大峽製鞄、三京商会、signifie、新喜皮革、ペレボルサ、枡儀、ユハク、藍靼が、海外市場に向けて日本の革製品を展示する。