ファッション

「バーバリー」がアップルミュージックにチャンネルを開設

 「バーバリー(BURBERRY)」がファッションブランドとして初めてアップルミュージックにチャンネルを9月15日、開設した。バーバリー前最高経営責任者(CEO)のアンジェラ・アーレンツはアップルのリテールとオンライン分野のシニア バイス プレジデントを務めており、以前から両社の提携プロジェクトはうわさされていた。

 「バーバリー」のチャンネルではリラ・ヴァーゲン(LILLA VARGEN)やジョージ・ローズ(GEORGIE RHODES)、アリソン・モイエ(ALLISON MOYET)などのアーティストのビデオを公開する。イギリスのシンガーソングライターのアリソン・モイエはロンドン・ファッション・ウイーク中の9月21日、「バーバリー」の2016年春夏コレクションショーでパフォーマンスをし、ショーの後にビデオがチャンネル上で公開される予定だ。
 
 クリストファー・ベイリー=バーバリーCEO兼チーフ・クリエイティブ・オフィサーがアップルとの取り組みを統括する。同社はブランドメッセージを若者に届けるために音楽を使い続けており、5年前に公式サイトやユーチューブ上で"バーバリー アコースティック"と呼ぶ音楽プラットフォームを開設した。プラットフォームでは約100本のパフォーマンスを公開してきた。今回のチャンネルは"バーバリー アコースティック(BURBERRY ACOUSTIC)"の延長線上にあるという。
また、バーバリーは同チャンネルから収益を得ることなく、主にマーケティングツールとして運用するという。同社はデジタルを活用した取り組みを多くしており、4月にはペリスコープアカウントも開設した。また、2013年にはアップルの"アイフォン5S"を使用し、「バーバリー」の14年春夏コレクション中にショーのライブストリーミングやデジタルコンテンツを公開した。

 「アップルミュージックとの提携はアップル社との関係がより密になるだけでなく、イギリスの若手アーティストを支援する、とてもエキサイティングなステップだ。チャンネルによってイギリスのアーティストとのコラボをできるだけ多くのファンに、今までよりさらに幅広く提供することができる」とブランドのスポークスマンは語った。

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