三越銀座店が14日、順次行ってきた改装を終えて、全館リモデルオープンした。開店時には三越伊勢丹ホールディングスの大西洋・社長、同店の浅香誠・店長、モデルの前田典子らが出席したセレモニーが行われた。大西社長は「銀座の真ん中で営業し、年2000万人のお客さまにお越しいただいている店なのに、十分な結果が出せていなかった。高い志で店作りとおもてなしに磨きをかける。これ(リモデルオープン)で終わりでなく、スタートだ」と挨拶した。同店の売上高は2015年3月期で744億円。大西社長は常々、「最高の立地であり、1000億円になって当然」と公言しており、インバウンドの急増を追い風に、年内に8階にオープンする空港型市中免税店なども合わせて、まずは800億円を目指す。
リモデルのコンセプトは「最旬グローバル百貨店」。国内外の成熟した消費者に向けて、独自編集平場を拡充した。今月改装を終えた紳士フロアでは、スーツやドレスシューズの隣接する場所に筆記用具、カメラ、喫煙具、シガーなどの嗜好品とともに、グルーミングサロンや靴磨きを常設した「ジェントルマンズ・ラウンジ」を営業する。
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