デザインスクールのバンタンとパルコは、ニューヨーク・コレクションに参加する若手デザイナーを決める「アジアファッションコレクション(AFC)」の最終審査を10月18日、メルセデス・ベンツ ファッションウィーク東京の関連イベントとしてエビス303で開催した。
「AFC」は、世界で活躍するアジア発の若手デザイナー育成とインキュベートを目的としたバンタンとパルコの共同プロジェクト。コリア ファッション アソシエーション、台湾テキスタイルフェデレーション、香港貿易発展局と連携して開催する、韓国、台湾、香港と日本の若手デザイナーがニューヨーク・コレクションでのショーデビューをかけたコンペティションだ。そのほか、渋谷パルコでの展示会開催、アジアでのファッションイベント参加、オフィスやアトリエ、資金提供なども受けられる。3回目となる今回は、全61名の応募の中から審査を通過した日本の10ブランドと韓国、台湾、香港の代表の計13ブランドが作品をショー形式で発表。最終審査の結果、バンタンデザイン研究所所属の3ブランドが日本代表に選出され、アジアの代表3ブランドと共に来年2月のニューヨーク・コレクションに参加する。
石川広己・バンタン専務は、「AFCはブランドデビューへの近道だが、その道のりは険しい急こう配。クリエーションだけでなく、ビジネスを成功できるポテンシャルを持っているブランドが選ばれた。ニューヨークでの評価が楽しみだ」と話した。