「グッチ(GUCCI)」は、10月24〜25日の2日間、渋谷のスクランブル交差点の5つの街頭ビジョンで2016年クルーズ・コレクションのスペシャルフィルムを同時放映した。今回放映したのは、今年6月にニューヨークで発表したクルーズ・コレクションの映像。フォトグラファーのグレン・ルッチフォードが、ショー会場となったニューヨークのウエストタウンのストリートを舞台に、コレクションの世界観を描いた2分間の映像だ。
アレッサンドロ・ミケーレは今年初めにクリエイティブ・ディレクターに就任以降、「グッチ」の改革を大胆に進めている。クルーズ・コレクションでは、ショー会場にニューヨークのストリートを選ぶことで、"開かれた新しい「グッチ」像"を印象付けることに成功している。今回、その世界観を再現するために、日本のストリートを代表する渋谷スクランブル交差点でプロモーションを実施した。
渋谷の街頭ビジョンは、スクランブル交差点を囲むように設置されており、通常は5つのスクリーンそれぞれに異なる映像を流している。今回は5か所同時にひとつの映像を流すことで、「グッチ」の映像と音楽が交差点を包み込むような環境を創出した。放映時間が週末の夕方から夜にかけての時間帯だったこともあり、多くの通行人が足を止めてスマートフォンで撮影していた。
また、当日はアイヴァンやAMIAYA、野崎智子などの10人のインフルエンサーが、インスタグラムなどを使って現地から放映を発信。#GucciCruise16とタグ付けされた投稿は、トータルで約10万いいね!を獲得した。