ゲーム制作などを手掛けるエニッシュは11月13日、ウェブマガジンアプリ「エディスト(EDIST.)」をローンチした。"あなたのセンスがメディアをつくる"をキーワードにアプリを設計、一般ユーザーが投稿できるSNS型のアプリになっている。メーンターゲットは29?39歳の女性。主婦の友社やコンデナスト・ジャパンで活躍した長谷川直子・編集長をはじめ、スーパーバイザーとして影山和美・主婦の友社ファッションディレクターを起用した。
同日にはアプリコンテンツと連動した雑誌「エディスト」も発売。アプリの一般投稿から紙面特集を立案し、コンテンツを作るというもの。スタイリストに亀恭子を招へいし、編集を主婦の友社の「ジゼル(GISELe)」が担当する。今後は季刊誌として同社が発行する予定だ。
両メディアで連動するのはコンテンツだけではない。アプリで人気を集めた一般ユーザーが雑誌でモデルやライターとして登場できる。アカウント登録をすれば誰でもアプリ上で記事の投稿が可能。ユーザーはフォロワー数や投稿数、記事のクリップ数に応じてポイントを貯められる。多くのポイントを集めたユーザーが人気ユーザーとしてイベントに誘致されたり、雑誌モデルに起用される仕組みだ。すでに雑誌やインスタグラムで人気の100人を呼び込み、今回のアプリで投稿を始めたと同時にモデルとして紙面にも登場している。
アプリで投稿するアイテム画像はECサイト「スタイル デリ」に直接リンクし、アプリから購入に至った場合はアフィリエイトが発生する。また、紙面のコーディネートをそのまま取り入れたいユーザーに向けたファッションレンタルサービス「エディスト クローゼット」も用意。アプリや紙面に登場する着回しコーデをそのまま真似したい女性に向けて、1セット4着を月額7700円でレンタルする。これら2軸をウェブの主なマネタイズとしていく方針だ。