ファッション

米コンデナストが相次ぐ休刊を実施 コスト削減とデジタル化を図る

 米コンデナストは、ウィメンズ誌「グラマー」の季刊の付録として発行していた、ヒスパニック版「グラム ベジェッサ ラティーナ(Glam Belleza Latina)」を休刊した。2012年にローンチされた同誌は、ヒスパニック系の読者に向け"ラテンビューティ"を打ち出してきた。コンデナスト内部の者のによると、同社は11月18日、この休刊により、5人の「グラマー(Glamour)」スタッフを解雇したようだ。「グラム ベジェッサ ラティーナ」のコンテンツは、ほとんどがデジタル版に残り、スペシャルエディションとして雑誌も発行する予定だという。「グラマー」は、社員を解雇したことについては認めたが、人数については明らかにしていない。一方、デジタルチームで新しいポジションを設けるという。

 次いで、コンデナスト内部の者によると、同社は19日、リサーチ&アート チームや、ビジネス マネジャー、ブッキング エディターなどを含む、15人の「セルフ(Self)」編集部員を解雇したようだ。また、「セルフ」の一部組織が「グラマー」に統合されたことにより、メアリー・ムルコ(Mary Murcko)「セルフ」発行人は退任した。その反面、シニアスタッフとデジタルチームはほとんど残ったという。なお、3月にローンチした「セルフ ドットコム」は、比較的好調なため、今後同ウェブサイトの運営に注力するとみられている。

 コンデナストは、「ディテールズ(Details)」の休刊を含め、コスト削減を図っている。

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