ハースト婦人画報社は、米国をはじめ、雑誌は世界79カ国、オンラインサイトは45カ国で展開しているグローバルメディア「コスモポリタン」を日本で来年初頭にスタートする。「コスモポリタン」は、米国を拠点とするハースト・グループが擁するメディアであり、オンラインサイトは世界で月間平均6000万ユニークユーザーを誇り、同グループの中でも成長が著しいメディアだ。また、ハースト婦人画報社としては、雑誌を発行せずオンラインのみで展開する初のプロジェクトになる。
大きく分けて2つのターゲットを設定している。ひとつは、海外トレンドが好きな20代〜30代前半のデジタルネイティブな会社員。年収は300〜600万円。独身、既婚、離婚歴にはとらわれず、素直に恋愛を楽しみ、ファッションは海外セレブがお手本の女性だ。もうひとつのターゲットは、グローバルキャリアを夢見る学生で、デジタルネイティブであり、海外の友人とスカイプしたり、外国人と恋愛を楽しんだり、パーティーや海外ファストファッションが好きな女性だ。
ハースト婦人画報社2016年事業説明会で、イヴ・ブゴン=ハースト婦人画報社社長兼CEOは、「当社は、今年も6年連続増収増益の見込みだ。だが、それに甘んじることなく進化し、"雑誌も発行するデジタル企業"として"モバイルファースト"に生まれ変わらなければいけない。『コスモポリタン』はミレニアル世代に向けたメディアとしてローンチする。逆境の時こそ、新しいビジネスが生まれる」とコメントした。