エルメス インターナショナル(HERMES INTERNATIONAL)の皮なめし部門は、カーフレザー専門の革なめし工場の、タンリー・デュ・ピュイ(TANNERIES DU PUY)を買収したと発表した。これは現在進行中のサプライヤーの統合政策の一環であり、買収金額は非公表だ。「この買収はフランスのオーヴェルニュおよびローヌ・アルプ地方に100人以上の雇用を生み出し、エルメスグループ独自のノウハウを守ると同時に、革の安定供給を図る戦略に基づいている」とエルメス インターナショナルはコメント。この決定は、特に職人への高いマージンが発生する革製品の安定供給を行うための施策だ。同社は現在、ハンドバッグの"バーキン"と"ケリー"にボックスカーフの素材を使っており、2013年には別のカーフレザー専門の革なめし工場、タンリー・ダノネー(TANNERIE D'ANNONAY)を買収している。