2010年にイギリスでスタートし、日本での生産にこだわるエコデニムブランド「アイゾメイ」が、16年春夏にコレクションライン「アイゾメイ エンバイロデニム レディトゥウエア」を本格スタートする。12月15日には日本で展示会を開き、コレクションを披露した。デザインは「ランバン」や「サンローラン」で経験を積んだアレクサンドル・ミエルが担当し、デニムのアイテムを中心に、藍染めなど伝統的な染色方法を用いたウエアを提案する。
同ブランドはオーガニックコットンや土に還る素材を使用した"100%環境に優しいデニム"を標ぼうしており、染色方法「エンバイロデニム」で特許を取得している。13年にヘッドオフィスをオーストラリアのメルボルンに移したが、設立当初から日本国内での生産にこだわり続けている。「日本のデニムの伝統はすばらしく、生産や縫製の工程は児島をはじめとする日本国内で行っている。日本のモノづくりの伝統と、ミエルが経験を積んだフランスのデザイン、そしてわれわれが大切にする環境保全への意識を掛け合わせたものを作りたい」とデイビッド・ミラー「アイゾメイ」CEO。16-17年秋冬には加工を施した製品もラインアップするが、一点一点手作業で加工する他、リベットなどの付属品も土に還る素材を採用するという。商品の価格帯は、シグネチャーアイテムであるスパイラルパンツが6万1000円〜、コレクションラインのトレンチコートが22万5000円など。