ファッション

【セレクト春夏展示会】「エストネーション」透ける素材をベースにグランジやスポーツテイストを提案

 テーマは「エクストリームミックス」と「トランスペアレント」。「柔らかい素材と堅い素材、レトロ、フェミニンなものとスポーツ、グランジといった対極のものをミックスするスタイルを提案したい。透ける素材とバッグやシューズなどのアクセサリーも鍵」と奥谷由佳里・ウィメンズセレクトDIV チーフバイヤー。オーガンジーやレースといった透け感のあるアイテムをベースに、ラフに着崩しグランジ感を出したり、透ける素材の下に光沢感あるものやプリント、ネオンカラーのインナーを合わせたりするコーディネイトを提案する。「ドリス ヴァン ノッテン」や「クロエ」「カルヴェン」が好例。

 

 また今季から、「ヴェルサーチ」と「アーデム」を新規導入する。「『ヴェルサーチ』は、ハードになりがちなレザーアイテムをレース風にカッティングするなど、程よいセクシーさと女性らしさがあり良かった」と奥谷バイヤー。またイチ押しの「アーデム」については、「着る人によってシャープにもフェミニンにも変化するブランド。アート壁画のようなシャープなプリントやモダンな色使いと、上品でクラシックなレース使いやシルエットが魅力。ほかにはない個性的な女性らしさがある。それゆえ、『アーデム』ファンのセレブもジュリアン・ムーアからクロエ・セヴィニー、アン・ハサウェイまで、エレガントから個性派まで幅広い。エストネーションのお客さまにも気に入っていただけると思った」と大プッシュ。

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WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

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