三越伊勢丹が手掛けるドラマ仕立ての通販番組「真夜中の百貨店〜シークレットルームにようこそ〜」(BSジャパン、4月5日スタート)の会見が都内のスタジオで行われ、主演の大塚明夫が役柄そのままの蝶ネクタイ姿で登場した。大塚が演じるのは25時の百貨店に住みついたコンシェルジュの精霊。悩みを抱える客のために、精霊ならではの能力で最善の商品を選び出す。伊勢丹新宿店でロケを敢行する同作での役どころについて「伊勢丹で働くスタッフたちの強い思いが結晶になったのが、私が演じるコンシェルジュだと思う」と説明した。
人気声優の大塚は、その低音ボイスでスティーブン・セガール、ニコラス・ケイジ、デンゼル・ワシントンなどの洋画吹き替えを担当してきた。アニメ「ONE PIECE」の黒ひげ役でも知られる。制作したBSジャパンは「脚本は大塚さんの当て書き(あらかじめ俳優を決めて書くこと)。商品の魅力を伝えるセリフに大塚さんの声が説得力を与えてくれる」と太鼓判を押す。
第1話の放送では転職を機に新しい財布を探す男性の心のうちを見抜くという設定。監督・脚本を担当するのは「ファーストクラス(第2期)」(フジテレビ)でファッション業界の裏側を描いた及川博則で、伊勢丹新宿店のスタイリスト(販売員)が経験した実際のエピソードもストーリーに盛り込んでいるという。第2話では香水、第3話では調理器具を紹介する。放送終了と同時に三越伊勢丹のECサイトと電話で注文を受け付ける。
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