「スリーワン フィリップ リム(3.1 PHILLIP LIM)」は3月30日〜4月12日、青山旗艦店でプラントハンター 西畠清順氏のコラボレーションしたインスタレーションを開催する。そのお披露目パーティーが本日開催され、フィリップ・リム=クリエイティブ・ディレクターとウェン・ゾウ最高経営責任者が会場で招待客をもてなした。
このインスタレーションはブランド設立10周年の祝うとともに顧客への感謝の気持ちを形にするもので、プラントハンターの西畠清順が10周年のグローバルコンセプト"STOP AND SMELL THE FLOWERS−花を愛でるように、この瞬間に感謝する"を表現した。インスタレーションの主役は空中に浮かんだ「桜の雨」。日本人にとって春の訪れの象徴である桜が咲き誇り枯れ果てるまでに焦点を当てる。開花調整によって三分咲き、五分咲き、七分咲きの桜を用意し"今"という瞬間を感じる空間を用意。さらに桜は来場者に1輪ずつ手渡され、花を持ち帰った人の部屋で枯れたときに時間の流れと「桜の旅」を感じる演出を用意した。
インスタレーションを手掛けた西畠清順は「10周年は節目であり一つの通過点。もっというと次の10年のスタートです。これから大きく花を咲かせて、いろんなものを実らせるための始まりのとき。だから花は最高のモチーフです。植物学的にいうと花が咲くのはゴールではなくスタート。実をならせ種を付け、次の世代へ、未来へつなげるための準備行為だから」とコメント。さらに「ロジカルにコンセプトを組み立てて空間を作ってもそれが本当に表れているかが何よりも大切。感じられなかったら終わりなんですよ。"SMELL"は香りを嗅ぐというより感じることだと認識しています。日本では"お香を聞く"という。つまり五感を集中して全身で感じることですが、今回の"SMELL"はその意味と重ねました。五感を傾けてその花が何を言っているかを聞くように感じてもらえたらうれしい」と語った。