ファッション

東京五輪エンブレムのデザイナーは「バオバオ イッセイ ミヤケ」や「大名古屋ビルヂング」とも協業

 2020年の東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムに、A案として知られる、 "組市松紋(くみいちまつもん)"が採用された。市松模様として江戸時代に広がったチェッカーデザインを、日本の伝統色である藍色で描いたもの。

 デザインした野老朝雄(ところ・あさお)TOKOLO.COM代表は1969年東京生まれ。2001年の9.11をきっかけに「繋げること」をテーマに紋様の制作を開始。単純な原理を基にした定規やコンパスで再現可能な紋と紋様や、同様の原理を応用した立体物の設計/制作が特徴だ。03年から武蔵野美術大学非常勤講師で、ファッション領域を担当。2010年からは桑沢デザイン研究所非常勤教員も務め、12年には「桑沢学園のアート&デザイン展」(八王子市夢美術館)を開催。15年にはイッセイ ミヤケの「バオバオ イッセイ ミヤケ(BAOBAO ISSEY MIYAKE)」と協業して、"BAOBAO TOKOLO PATTERN"のバッグをデザイン。さらに、三菱地所設計と組み、3月にグランドオープンした大名古屋ビルヂング下層部のファサードパターンも手掛けている。

松下久美

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