京都髙島屋は5月18日、北館にアクセサリー専門館をオープンした。本館1階にあった売り場を移設し、総面積300平方メートルの1階に計19ブランドを並べている。新規導入は、京都地区初出店の「アーカー」「クアラントット」や、関西で初めて常設販売する「ウノ デ シンクエンタ」、インスタグラムなどSNSで人気を博す「#203」、自主編集ゾーンの「ビジューラウンジ」など。インバウンド需要に向け国内ブランドを強化したほか、パールジュエリーの「マダマ」、リペアとオーダーサービスを請け負う職人が常駐する「エースタイル」といった京都発のブランドも充実させた。本館では点在していた「ヴァンドーム青山」「スタージュエリー」「4℃」を集約し、ブライダルニーズにも買い回りしやすい売り場になっている。
館入口付近には、「#203」「ビヨンクール」「ウノ デ シンクエンタ」といったユニセックスデザインのジュエリーをまとめ、カップルや男性客の来店を促す。「クラフツマンシップを感じる個性豊かなブランド群を中心にそろえ、売り場の若返りを図った。1万円前後のコスチュームジュエリーからハイジュエリーまで、幅を持たせている。地域一番店として、10年先を見据えた専門館を作りたかった」と水谷洋一バイヤー。
四条通りに面する北館は、銀行跡地の建物を昨春に取得し、改装して1月からポップアップスペースとして始動した。同店は昨秋から本館の改装を進めており、現在1階のリモデルに着手している。アクセサリー売り場跡地には、婦人服飾雑貨をリニューアルオープンする。