ファッション

「スッキリ!!」コメンテーターのロバート・キャンベルが「アンテプリマ」と協業 ファッション好きを公言

 ミラノブランド「アンテプリマ(ANTEPRIMA)」は7月29日に銀座・みゆき通りにオープンする国内最大級の旗艦店を記念し、情報番組「スッキリ!!」などでコメンテーターを務める東京大学大学院教授のロバート・キャンベルを起用し、ユニセックスのニット5型を発売する。商品は長袖プルオーバー3型、コート1型、オールインワン1型でそれぞれの価格は未定。オープンに合わせ、同店で販売開始する予定だ。

 今回のコラボは、キャンベル氏と荻野いづみ「アンテプリマ」クリエイティブ・ディレクターが長年の交友関係であったことから、キャンベル氏のメンズ展開の要望の声がきっかけだったという。「荻野さんにどうしてメンズをしないんですか?』と聞いたら、『ぜひ、あなたが作って!』と返り血を浴びました(笑)。『アンテプリマ』の魅力は質。ウィメンズブランドの中でも、最も研ぎ澄まされたエレガントなブランドだと思います。素材や色の選び方が独特でとても上品で、着用することで女性の喜怒哀楽の感情をもまとわせ、表現しているかのように感じますね。今回発表するユニセックスのニットは、(『アンテプリマ』には新しい)日本列島にいる全ての男性にも向け、日本の風土とシーンに合うものを考えました」とキャンベル氏。荻野クリエイティブ・ディレクターは、「キャンベルさんは、『アンテプリマ』の真のエレガンスさを理解してくれています。彼のインテリジェンスと私のクリエイションのコントラストが何か新しく生み出せるのではと思いました。とても楽しみにしています」と話した。

 キャンベル氏は1957年ニューヨーク市生まれ。カリフォルニア大学バークレー校卒業後、ハーバード大学大学院東アジア言語文化学科博士課程を修了し、文学博士になる。1985年に九州大学文学部研究生として来日後、複数の大学で教授や講師を務める。2007年から、日本文学研究者・東京大学大学院教授を務め、19世紀(江戸後期〜明治前半)の漢文学など、近世・近代日本文学を専門とする。「僕は衣装も自分でスタイリングするほど、ファッションが好き。朝はテレビ番組のコメンテーターとして、昼は大学教授として、スタイルを決め、その後にファッションの展示会などを回るプライベートで私服を考えて、一日でも3つのシーンでの自分をスタイリングすることがとても楽しいです。これを機に、あらためてファッション好きとカミングアウトしたいです!」。

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