日本オリンピック委員会(以下、JOC)は、8月5日に開幕するリオデジャネイロオリンピックで日本選手団が結団式や開会式で着用する赤と白のスーツや、渡航時に着用する紺のスーツなど計13アイテムを発表した。
デザインはJOCが行った公募によって選ばれ、前回のロンドン五輪に続き製作は大手百貨店の高島屋が行う。デザインコンセプト"情熱?真紅に宿る、太陽の熱量をちからに?"で、ジャケットは情熱を表す真紅。"メード・イン・ジャパン"にこだわり、着心地にこだわった素材使いが特徴だ。ジャケットには軽量のストレッチニット素材、シャツには現地の気温を考慮して吸汗速乾性に優れた素材を使用する。渡航用の服は"勝ち色"のネイビーが基調のストライプジャケットとスラックスに、ポロシャツを組み合わせた。表彰式や閉会式では、公式サプライヤーのアシックスが提供するスポーツウエアを着用する。
開会式ではフランスが「ラコステ(LACOSTE)」、スウェーデンが「H&M」、カナダが「ディースクエアード(DSQUARED2)」など、ファッション系ブランドが手掛けるウエアを着用する。日本は2008年の北京五輪ではるやま商事が手掛けた後、12年のロンドン、16年のリオデジャネイロと2大会連続で高島屋が製作を行うことになった。