ファッション

表参道のクライ.閉店 ブランドとして継続

 セレクトショップのクライ.(CRY.)は8月下旬、表参道店を閉店する。同店は2009年、東京・表参道の路地裏に旗艦店をオープン。12年には、2号店を新宿ルミネ2に構えたが、15年8月にクローズ。セレクトショップとしての8年間に幕を閉じる。
 
 今後は、プライベート・ブランドとして販売していたウィメンズウエアの「メイド イン ヘヴン(MADE IN HEAVEN)」と、バッグ&シューズの「ナンバー・シックス(No6)」を「クライ.」の名に統合し、卸とECで継続。現在、「メイド イン ヘヴン」と「ナンバー・シックス」は国内のセレクトショップで約50店、海外では中国、香港、シンガポールなどで約6店の取り扱いがある。

 川地昭子 クライ.社長は店舗の閉店について「これまでバイヤー、デザイナー、社長の業務を行う中で、いいものを作って、形に残していきたいという気持ちが強くなった。デザイナーとして、『クライ.』をブランドとして継続することで、可能性を広げて、私自身も楽しみながらモノづくりをしていきたい。既存のお客さまにも、これからの『クライ.』の成長を見てほしい」と語る。

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