業界筋によると、「ディオール」はラフ・シモンズの後任として「ヴァレンティノ(VALENTINO)」のマリア・グラツィア・キウリ=クリエイティブ・ディレクターを起用するようだ。同メゾンにとって7人目であり、初の女性クチュリエになる彼女は、今秋行われる2017年春夏コレクションでデビューするとみられる。「ディオール」および「ヴァレンティノ」からコメントは得られていないが、「ディオール」は7月の2016-17年秋冬オートクチュール・コレクションに関してはデザインチームが手掛けると認めた。
ロイターによると、キウリの就任はクチュールのショーの後になるようだ。
なお、キウリはピエールパオロ・ピッチョーリと共に1999年から「ヴァレンティノ」のアクセサリーを手掛け、2008年にクリエイティブ・ディレクターに就任した。また、それ以前も「フェンディ」で一緒に働いていた。キウリが「ディオール」就任すれば、2人の長年にわたるコラボレーションは終わりを迎えることになる。
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MILES SOCHA