第11回ピッティWのゲストデザイナーとして「メゾン キツネ」が10日、ウィメンズコレクションを発表した。8日からフィレンツェで行なわれているピッティ・イマージネ・ウオモと同時開催中のイベントで、伝統的な宮殿を舞台にランウェイではなく音楽ライブ形式でコレクションを披露。同ブランドが手掛ける音楽レーベルに所属する「Say Lou Lou」「Yelle」「Citizens!」ら3組のアーティストが、2013-14年秋冬コレクションに身を包んでライブを行なった。海外の音楽番組のような演出で、黒木理也デザイナーと親交が深いVERBAL、YOONが夫婦揃って司会を務め、会場を盛り上げた。
コレクションは、1950年代のアルフレッド・ヒッチコックによる映画からインスパイアされた、レトロなニュークラシック。グラフィカルなプリントのセットアップはジャケットの着丈を長く、対してボトムスはスキニーな8分丈を提案。マットなベイビーブルーのシャツが、レトロなニュアンスを引き立てた。ストライプとドットを組み合わせたラウンドカラーのシャツやローファーで、プレッピーな要素も。それらはシャンタンシルクのワンピースなどと合わせることで、子どもっぽくならずモダンでエレガントな印象に仕上げた。