ファッション

【クチュール速報】春の息吹を感じさせる繊細な”ディオール・フラワー”を咲かせた「クリスチャン ディオール」

 ラフ・シモンズがクリエイティブ・ディレクターに着任して2シーズン目を迎えた「クリスチャン ディオール」のオートクチュールコレクション。草木が萌える緑の小道と、葉を枯らせた樹木がそびえ立つ会場に登場したのは、ビジューやスパンコール、ビーズによる繊細な小花が散りばめられたドレスを身にまとったモデルたちだ。壁一面を豪華に生花で覆い尽くした先シーズンに続き、ムッシュ・ディオールの花への愛着を表現。ラフが今季描いたのは、四季の流れからインスパイアを受けた、草木や花々が寒い冬を乗り越え芽吹く春の訪れだった。


 チュールの繊細な花びらを全体にあしらったエンパイアシルエットのドレスや、背面にボリュームを持たせ、つぼみのような形をとったシフォンのバルーンワンピース。柔らかならせん状が独特なカッティングのビスチェドレスは、ひざから大きくフレアが広がり、つぼみが花開いている最中のよう。ペールピンクやオレンジ、アプリコットで細かく刺繍された小花柄がいたるところに見え隠れするなど、さまざまなモチーフの“ディオール・フラワー”たちが溢れた。ウエストマークを強調しつつ丸みを帯びたシルエットは「クリスチャン ディオール」の女性らしいエレガンスを感じさせ、前回よりもいっそう洗練された印象だ。

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2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

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