ジャメリック・ジャパンは、米国デニムブランド「Articles of Society(アーティクルズ オブ ソサイエティ)」の輸入販売を開始した。同ブランドは2012年春夏シーズンの販売以来、米国の有力百貨店ノードストローム約50店舗で累計12万本以上を販売しており、近年発表されたデニムブランドではトップの売上本数を記録しているという。プレミアムジーンズのクオリティを維持しながら、リーズナブルな価格帯に抑えたのが最大の特徴。トルコや中国で素材を調達し、中国で生産している。スーパースキニー(7800円)やショートパンツ(6800円)など、ほとんどの品番を1万円以下で用意した。タテ、ヨコに伸縮するストレッチ素材を使った機能面と脚のラインを美しく見せるシルエットを併せ持ったディテールになっている。
日本では、ビームスやアクアガール、フリーズショップ、オペーク、カイラニといったセレクト業態で販売をスタートし、今後もセレクト業態や百貨店の自主編集売り場の卸先を開拓する。同社の柴田敏一社長は「13年春夏シーズンから販売を開始するが、初年度は3億円(上代ベース)の売り上げを見込む。この価格帯でインポートデニムの新たなマーケットを作り上げる」と意欲的に語っている。現在はウィメンズ品番のみを打ち出しており、数年後はトップスなどを拡充し、トータル化を図る方針。