クレッジが手掛ける「ミニルディーズ」が3年目を迎える今年春、新デザイナーを起用し、リニューアルした。スウィートガーリーで学生をターゲットにしていたが、20代向けの年齢層にあげ、積極的にトレンドを取り入れた。フェミニニティはそのままに、シンプルでレトロな雰囲気を加えた大人テイストにシフトする。また商品もワンピースをメインにしていたが、パンツやロングスカートのボトムス、新たにインナーや小物を増やし、トータルコーディネイト提案を強化していく。中心価格帯はこれまでよりも1000円ほどあがり、7000〜9000円になった。アウターが8800〜1万2000円、ドレスが6200〜1万1800円、トップスが3800〜6400円、ボトムスが5500〜6800円。なお、クレッジは12年秋にも新デザイナーを起用しロゴデザインを一新しリブランディングしたが、この春から元々のロゴデザインに変更し、新デザイナーの下再生を図る。
新たに就任した桐生清美デザイナーは、11年にクレッジがブランド事業を取得したジョー・インターナショナルの「ジェイマックス」のチーフデザイナーだった。その後、約5年間の「リルマーブル」や「ドロシーズ」での事業部長と休職を経て、クレッジに入社した。「“ポップスウィート”をイメージした新生『ミニルディーズ』は、女の子の気持ちが高ぶるような洋服を発表していく。カラーバリエーションも豊富で素材にもこだわり、商品カテゴリーも増やした。スカートも約3cm長めにしたり、スリムから少しゆったりめのシルエットにしたり、大人目線で作った。毎月増やすカラフルなオリジナルプリントが『ミニルディーズ』の新しい特徴だ。将来的にはコスメも展開していきたい」と話す。