その姿は、まるで雪原に咲くエーデルワイスと小さな花々。洋服のほとんどを日本で生産する「ジュリアン デイヴィッド」は、まさにアジアの女の子が一瞬で恋に落ちそうなラブリーなコレクションを発表した。
今シーズンのハイライトは、スウェットやチュールに加えたフロッキープリント(最初に樹脂をのせ、その上に繊維を垂直に植え付けることで凹凸を加えるプリントのこと)、小花を全面にプリントしたシャツ、ウールで作ったレースをあしらったドレス、コントラストカラーの花柄レースをあしらったジャージードレス、そして、まるでネットの上にかすみ草を散りばめたかのような一枚のヴェール。ドロップショルダーでオーバーサイズ気味のトップスと、タイトなペンシルスカートでコントラストを効かせたデイリーアイテムの最後にヴェールを一枚羽織り、女の子のデイウエアをクリエイターズブランドのスタイルに昇華する。
こうした柔らなスタイルを引き締めるのは、厚手のベルベッド。引き続きタイトなペンシルスカートや、コンパクトなジャケットに仕上げ、毛足の長いフェイクファーコートを羽織る。
アクセサリーは、ハンドペイントを加えたウッドソールの、まるでサボのようなメタリックパンプス。今シーズンは、ブランド初となるアイコンバッグも披露した。まるで枕のような、レザーのキルティングで作るバッグはメイド・イン・フランス。ライナーにはベルベットを敷き詰めている。
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