ファッション

【パリ速報】アレキサンダー・ワンの新生「バレンシアガ」はオーガニックなフォルムの”ひび割れドレス”

 今シーズンのパリコレで話題を独占したアレキサンダー・ワンによる新生「バレンシアガ」のショーが2月28日朝に発表された。会場はジョルジュ・サンク通りにある瀟洒なサロン。招待状の裏面には大理石がプリントされ、会場の白いランウェイにもひび割れのような黒い筋が配されている。ショーは9時15分の予定時間ぴったりにスタートした。

?

 張りのある曲線的なフォルムを描く黒のデイタイムからスタートしたコレクションは、ケーブル刺繍でひび割れを表現。袖や身頃にひび割れたようなクラックが入り、胸元やシューズには知恵の輪のようなメタルのディテールが配されている。ペールな肌の質感や黒いガーゼを巻いたヘアメイクは彫像のように無機的な印象。大理石をイメージしたマーブル模様は、オーガンザなどの繊細なテキスタイルやトリミングした色違いのファーを丁寧にパッチワークし、精緻なアトリエワークが冴える。ショー終了後のバックステージで、アレックスは「デイタイムとイヴニングとの境界線を無くして、オーガニックなダイナミックさを表現するうえで、大理石をモチーフに選んだ」とコメント。モダンなシルエットの構築美とオーガニックなモチーフが混然一体となった秀逸なコレクションで、老舗クチュールメゾンでの華やかなデビューを飾った。

?

?

【コレクションの全ルックはこちら

?

【コレクション速報一覧はこちら

?

【関連記事】

「バレンシアガ」のクリエイティブ・ディレクターにアレキサンダー・ワン

「バレンシアガ」の後任はクリストファー・ケインか!?

ニコラ・ゲスキエール、「バレンシアガ」を去る

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。