インスピレーション源は、影やコントラストを多用した映画“フィルム・ノワール”に出てくる女優たち。黒だけでなく、シュガーカラーのゼブラ柄や鹿の子プリントの生地などを用い、「カルヴェン」流“ワイルドウーマン”を表現した。今季もアイコニックな広めのラペルを引き続き使い、ビックボリュームのウールコートを丈のバリエーションで提案。タイトなワンピースやデコルテが開いた細身のコートには、ショート丈のマフラーをクロスすることで首元を引き締めた。アクセサリーは、キャデラックに乗る女優のイメージから、車のヘッドライト柄のバッグ、キャタピラソールのシューズなど、スポーティな印象だ。デザイナーのギョーム・アンリは、「素材や色のコントラストを重視した。サングラスにも車のバンパーのようなディテールを採用し、スポーティな要素を取り入れた」とコメント。ショー会場には、本物のキャデラックが並んだ。
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