9月16日、ロンドン・コレクション期間中に2013年春夏「トム フォード」ウィメンズ・コレクションのプレスプレビューが開催された。今シーズンのテーマは「チェスティティ(純潔)&パーヴァシティ(倒錯)」。対照的なコンセプトが交差するイメージだ。そんな女性のもつ二面性を盛り込みながら、トム・フォードらしく、それをグラマラスに昇華させた。ルーズなニットにタイトスカート、腰の下まで背中が大きくあいたイヴニングドレスなどがこうしたコンセプトを表現しているようだが、一方で軽い素材で作られたフード付きトップス、太ももの形がくっきりとわかるタイトなパンツなど、スポーツ的要素も見られた。スポーツといいながら、こうしたウエアでさえ、センシュアリティを醸し出しているのはさすが。とにかく、ラグジュアリー&グラマラスをどこまでも追及した、他とは一線を画すコレクションだった。
10月25日、阪急うめだ本店にウィメンズブティックがいよいよ日本初上陸(同時にトム フォード ビューティカウンターも2階化粧品売り場に登場)。来春には伊勢丹新宿本館にもオープンする予定で、日本でもいよいよ「トム フォード」ウィメンズコレクションを手に入れることが可能になる。