ファッション

【パリコレ】ルイ・ヴィトン、今度は巨大なエスカレーターが登場 オプアートを楽しむ”ダミエ”コレクション

コンセプチュアルアーティスト、ダニエル・ビュレンからインスパイアされた。ビュレンの作品で特に有名な、パリのパレロワイヤル広場にある、黒と白のストライプの円柱のオブジェは3種類の高さから構成されている。コレクションではその高低の違いが、服の丈の違いで表現されている。モデルは同じ背丈で、ヘアメイクも全く同じ2人組。会場内にセットされた4機のエスカレーターから等間隔で降りてくる。その規則性や連続性が、同じ素材や柄で作った服の丈の違いを強調する。

 服は基本Iラインのすっきりとしたシルエット。前シーズンまで見られたフェミニンな装飾はそぎ落としている。代わりに取り入れたのが今シーズのもうひとつのキーワードであるダミエのモチーフだ。あらゆるアイテムにダミエモチーフを取り入れ、時に上から総スパンコール刺繍を施すことで、よりモダンなイメージにつなげている。「ここ数シーズンはコレクションがロマンティックだったので、今回はあえてモダンにクールに徹した」とマーク・ジェイコブス。視覚効果を楽しむモダンアートのようなアプローチは、まさに今シーズンをリードするもので、ショー自体がポップアートのよう。連続性という意味では、最近コラボレートしたアーティスト草間彌生の影も見てとれる。

LOUIS VUITTON x ファッションの記事

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

メンズ32ブランドの猛暑に負けない推しスタイル 2025年春夏メンズ・リアルトレンド

「WWDJAPAN」12月16日号は、2025年春夏シーズンのメンズ・リアルトレンドを特集します。近年は異常な暑さが続いており、今年の夏は観測史上最も暑い夏になりました。ファッション界への影響も大きく、春夏シーズンはいかに清涼感のあるスタイルを提案するかが大切になります。そこで、セレクト各社やアパレルメーカーの展示会取材、アンケートを通して全32ブランドの推しのスタイルを調査し、メンズのリアルな傾…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。