歯に衣を着せない(要するに言いたい放題)のファッション批評家として悪名高いキャシー・ホーリンが、今度はなんとエディ・スリマンに喧嘩を売った。エディ様が披露した「サンローラン」の2013年春夏コレクションについて、キャシーは10月8日、「ボヘミアンシックについての、ナイスではあるけど、凝り固まったヴィジョンを披露しただけ。新しいファッションスピリットは何も見られなかった。デビューコレクションだからすごく期待していたのに。一方で、彼のライバルたちは『バレンシアガ』『ディオール』『セリーヌ』『ランバン』などで素晴らしいコレクションを見せた」と自身のブログで批評。ちなみに、キャシーは「サンローラン」のショーに招待されておらず、デジタルイメージを見ただけで、バッサリと判断した模様。これに対し、エディは華麗にスルーを決め込むかと思いきや速攻で反論。同日中にツイッターで、「キャシーはまるで学校のいじめっ子。目立ちたがりのお笑い芸人みたい。僕の目の黒い内は(?)彼女を『サンローラン』に招待することはない。『ディオール』なら大歓迎してくれるかもね」。なお、今シーズンの「キャシー対デザイナー戦」については、大御所オスカー・デ・ラ・レンタが悔しさのあまり、「WWD-NY」9月14日号の1ページを丸々使って、キャシーに悪口を投げ返した"オトナの喧嘩"の経緯が報じられている(弊紙9月24日号P.4FASHION SCOOP参照)。