大阪のJR天王寺駅の駅ビル、天王寺ミオ(開発・運営は天王寺SC開発)が3月15日、プラザ館を大規模リニューアルオープンした。改装したのは2、3階が中心で、日本1号店として、アーバンリサーチの「センス・オブ・プレイス」と、アバハウスインターナショナルの「マイセルフ アバハウス」が出店した。
“世界基準のトレンド&デイリースタンダード”をコンセプトに掲げる「センス・オブ・プレイス」は、ロンドンのクリエイター集団TOMATOの創立者でもあるサイモン・テイラーがロゴデザインや店舗デザイン、メインヴィジュアルを手掛けた新業態。北欧を意識したスタイリッシュな店内には、グローバルトレンドを反映した3000〜8000円前後のウエアや、5900〜12000円前後のシューズ、300〜500円の生花、プチプライスの雑貨などを展開し、日本発のファストファッションブランドとして期待がかかる。
一方、「マイセルフ アバハウス」は、ザ・アメリカのカジュアル&ライフスタイルを提案する業態。生活を楽しむ家族がリラックスできるガレージをイメージした店内には、ジーニングカジュアルを中心に、男女の生活を彩る雑貨を豊富に展開する。オリジナルが6割、セレクトが4割程度(「リーバイス・ビンテージクロージング」や「アンデム」など)。ユーズドアイテムのリメイク品や、グリーン&ボタニカルの販売など、こだわりがありつつ肩の力が抜けた店に仕上がっている。
そのほか、ビームスの「ビーミングライフストア by ビームス」、ベイクルーズの「ジャーナルスタンダード レリューム」と「J.S.パンケーキ」、ノーリーズの「フレディ&グロスター」など、値頃感があり、生活をハッピーにするような次世代向けライフスタイル提案型セレクトショップの一大集積ができあがった。プラザ館の年間売上高は約135億円。改装後は156億円を予定する。