ファッション

【東コレ】「プロジェクトメンタル」、仕立て屋に扮したデザイナーが舞台上でスタイリング

 アンゴラ共和国出身のデザイナーデュオ、シューノーズとテカサラによる「プロジェクトメンタル」が、ルームスリンクでインスタレーションを行なった。リズミカルな音楽と共に大きなシルバーのシャッターが上がると、舞台には仕立て屋に扮した2人が。エプロンを取り入れたポップなスタイリングで次々とモデルを迎え入れた。モデルが中央に立つと、スタイリングの仕上げ(最後のひと工夫)に、新聞やマガジン、余り布を集めたビニール袋を手に持たせて完成させる。なかでも、フランスパンや長ネギをポケットに入れる演出はユニークで印象的だ。


 ロンドンはサヴィル・ロウのクラフツマンシップを学んだという彼ら。今季は「REBORN」をテーマに、アフリカの伝統的なプリントとヨーロッパの生地、日本のカルチャーを融合させたコレクションを提案した。ジャケットやスーツにオリジナルのトライバルプリントや、ビビットカラー、サルエルパンツなどを取り入れて個性をプラス。スーツの襟やボタンを同じカラーで揃えたり、赤いパイピングでメリハリをつけたりと、とにかくバリエーション豊富な色づかいが特徴で、各アイテムの裏地の色にもこだわりが見えた。


 来日は3回目という彼らは、「これからもっと日本の文化に触れ合っていきたい」と話し、ファッション感度の高い日本でアプローチすることに意欲を見せている。


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2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

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