?福岡 大村美容ファッション専門学校は、ロリータ界のカリスマ青木美沙子が会長を務める「日本ロリータ協会」の事務局を同校内に設立した。
読者モデルとして活躍してきた青木は、2009年に外務省から「かわいい大使」に任命され、これまでに世界10カ国20都市以上でジャパンカルチャーのイベントに参加し、日本のかわいい文化を世界にアピールしてきた。
? 同校の吉原一雄・企画開発室室長は、福岡アジアファッション拠点推進会議の一員であり、5年前から「福岡アジアコレクション(FACo)」などを通じて青木美沙子にフォーカスしてきた。青木や、ロリータファッションのファンの輪が国内外に広がってきたため、その輪を束ね「かわいい文化を福岡から全世界に」をキーワードに様々な活動を行なうため、同会を設立するにいたった。
? 4月20日時点の会員数は1680人で、7割が海外からの参加となっている。主な活動内容は、ロリータニュースの配信、協会会員の募集と会員同士の情報交換、お茶会などのイベントの企画運営、ロリータブランドやカフェの認定、学校および教育機関の任命、青木美沙子会長へのイベント参加以来窓口、日本ロリータ検定の実施など。
? また、国内外にロリータファッションを広める「かわいい大使」の募集と任命や、大使が集まる「かわいい大使サミット」の開催も行なう。これまでの応募数は200人で、その中から、ブラジル、メキシコ、台湾、香港、静岡、岡山、福岡の6か所6人を任命した。
?「ロリータファッションのファンにとっては、メイド服やコスプレとの違いを明確にして欲しいとの願望がある。検定などを通じて、ロリータファッションのルーツや、服の作りに関する知識を系統立ててゆくことで"正しいロリータファッション"を築いてゆきたい。また、イベントを開催するなど、ロリータファッションを楽しむ場を作るのも役割のひとつだと思っている。」と吉原室長。同校は、今年からゴシック&ロリータファッションコースを設立している。