マガジン・マガジンが発行している「RUDO(ルード)」は2010年の創刊以降、「武骨さ」や「不良っぽさ」を追求しながら「シンプルで男臭いスタイル」を打ち出している。「草食系や装飾系のカウンターとして、悪役レスラーのごとく暴れるファッション誌」をコンセプトに掲げる "ミスター・ルード"こと甘糟夏久・編集長が、"男臭さに絶対的にこだわった"誌面作りの秘密を語った。「『ルード』では、アメカジやワーク、ミリタリー、バイカー・スタイルなど、さまざまなスタイルを提案していますが、どんなスタイルでもいかに『ルード』っぽく見せるかがポイントですね。例えば最近はロック・スタイルに注力していますが、いわゆる"渋谷系不良スタイル"とは一線を画す、"骨太なロックスタイル"を提案しています。6月号の巻頭特集では、『NO MUSIC NO FASHION ロックな音を尖って纏え』を謳い、音楽好きなモデルを4人集めて『RUDOバンド』を結成。実際に彼らに演奏してもらい特写しました。武骨さを根底に感じさせるような、"ルード流ロックスタイル"を打ち出せたかなと思います」。
また、「ルード」が手掛けると、俳優やモデル、芸人は皆、一層男臭さが際立っているのも特徴だ。「男臭い人はより男臭く、そうでない人も"ルード仕上げ"で男臭くって感じですね。現在発売中の7月号は、表紙にEXILEのTAKAHIROを起用しました。グループの中では、"爽やか担当"というイメージですが、彼の男っぽさを引き出した写真が撮れたと思っています」と甘糟夏久・編集長。
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コンテンツは、各都市のセレクトショップを紹介する連載や、全国の「ルード」な人たちのスナップ特集で構成するなど、地方とのつながりも強い。また、手の届きやすいファストファッションを取り入れたページを強化するなど、幅広いブランドをピックアップしては"ルード流コーディネート"を披露。「リーズナブルな価格帯のアイテムでも男臭いスタイルは作れるということを伝えていきたいです。我々は、初心者と貧乏人にやさしい雑誌であり続けたいと思います(笑)」。
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現在、公式ウェブサイト「RUDO WEB」では、最新ニュースや注目ブランド、男の物欲をくすぐるアイテムなどを配信するほか、「クライミー」とのコラボスカルTシャツの限定販売も行なっている。今後は、「Google マップ」と連動したショップ検索機能を加えるなど、随時リニューアル予定だ。
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■ RUDO WEB
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