「ラグ & ボーン」のメンズは2014年春夏シーズン、デザイナー2人の古里でもあるロンドンでコレクションを発表した。ファーストルックは、このブランドらしく、汚れのない純白のワークウエアでスタート。白でコーティングしたキャンバス素材で作った、ダートジャケットとパンツ、それにハットのコーディネートだ。これに続くのは、インディゴに刺し子を加えた幾何学模様のセットアップ。ダッフルコートにセンタープレスのパンツ、カーゴ風パンツと合わせたジャケットなど、ドレスアイテムも提案した。差し子以外にも、ブランドが「大阪プリント」と呼ぶ、ウメなどの花々が咲き乱れるうるさいくらいのモチーフなど、随所にジャポニズムのアイデアが登場する。
とは言え、インスピレーション源が日本かと言えば、それはごく一部にしか過ぎない。以降は、まるでムースのような質感の「氷山」加工、今シーズンのコレクションにおいて数少ない色となったフレンチブルー。世界中の文化を結集し、ベーシックなワークウエアをアップデートする。「ラグ & ボーン」の真骨頂をロンドンで見せつけた。
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